オラッチェのこと
酪農王国オラッチェって、こんなところ
酪農王国オラッチェは、1997年9月23日開国。
地域振興・環境保全を目指す有機農業発展のために構想、設立された事業です。
静岡県田方郡函南町丹那(たがたぐん かんなみちょう たんな)にある丹那盆地の、
ほぼ真ん中にある赤い屋根の建物が酪農王国オラッチェ。
箱根連山に囲まれた丹那盆地は周囲4Km、標高250mの小さな盆地。
信号機は1個もなく緑いっぱいの豊かな自然が広がり、
10軒の酪農家と約1,000頭の牛たちがのんびりと暮らしています。
これからの農畜産業を守り育てたいオラッチェのおもい
140年以上におよぶ酪農の豊かな歴史と乳文化の函南町丹那。
安全性や鮮度にこだわった酪農家の思いが丹那牛乳を生み、人と家畜が共生する土づくりを大切にする循環系有機農業を生み出しました。
オラッチェはそんな丹那の地域特産の農畜産物を活用した加工施設を整備し、地場産品の販売、食の体験を通じて、将来に向け夢のある酪農・農業の実現を目指しています。同時に、農業後継者の育成をはかることも目的としています。
オラッチェは地域の思いを一つにし、10年先、20年先を見通し、丹那牛乳を広め理解してくれる人々との多くの交流を通して丹那の酪農、牛乳、地元農産物、文化を知ってもらい、地域の人々、地元の酪農家、生産者とともに丹那を守り育てていきます。
オラッチェと丹那の特産品
オラッチェ向いの静岡ブランド01丹那牛乳
オラッチェの向いにある丹那牛乳(函南東部農協)は、「自分の子や孫に飲ませる牛乳を消費者の皆様にも」という情熱を持った丹那の酪農家たちにより昭和30年に創設された乳製品メーカー。学校の給食にも提供している、静岡県のブランド牛乳です。
丹那牛乳の大きな特徴は「酪農家と工場が近いこと」。最も広範囲に渡って集乳している丹那3.6牛乳でも、一番遠い酪農家で片道2時間の距離です。 丹那牛乳が当たり前のことと考えている、生乳の鮮度。搾られたばかりの生乳は栄養成分が多いため時間が経つにつれ細菌が増え、酸化し、風味が劣化してしまいます。丹那牛乳では生乳を非常に短時間で酪農家から工場に運ぶことができるので、雑菌が少ない良質な生乳を加工できます。パックに印字されている賞味期限は加工された 時点からの期限。その前の、搾られてから加工されるまでにかかる時間こそが、牛乳の鮮度とおいしさを決定付ける重要な要素なのです。
しぼりたての丹那牛乳を使った自慢のソフトクリーム
酪農資源の堆肥で生産02函南めぐり野菜
函南町丹那の酪農の歴史と共に、土づくりに活用されてきた酪農資源の牛ふん堆肥、丹那百年堆肥「緩衝力」。
「緩衝力」で作られた豊かな土壌で、品質の向上と減農薬に努め生産された、生産者のこだわりが込められた良質の地域循環型農作物が「函南めぐり野菜」。酪農家さんや生産者さんの愛情と未来に繋げる夢が詰め込まれています。
函南めぐり野菜はオラッチェ売店ほか、道の駅伊豆ゲートウェイ函南・マックスバリュー函南で販売されています。
オラッチェの売店では、丹那在住の野菜ソムリエプロかほりさんが考えたレシピと一緒に販売されています。
オラッチェ醸造の生・地ビール03風の谷のビール
風の谷のビールは、オラッチェ敷地内の醸造所で作られているオーガニックの生ビールです。 「熱処理」「フィルター処理」をいっさい行っていないため、健康食品としても知られているビール酵母が活きたまま入っています。活きた酵母が持つ、豊かな味わいをご賞味ください。
原材料には酪農王国敷地内にある大深度300mの深井戸から汲み上げた富士箱根山系の天然水と、地元産大麦の他、モルト、ホップ、酵母はドイツ産をはじめとするオーガニック原料を厳選。有機栽培麦と富士箱根山系天然水が風の谷のビール独自の味を造ります。
風の谷のビールはレストランオラッチェ・花の温室でお楽しみいただけます。王国ショップ売店では「ビン」で販売しています。お土産にもどうぞ!
有機農畜産物加工酒類の認定を受けた4種類のラインナップ